捉へしわれも裡に囚はれ
ある事物、現象、事象に対して、人それぞれの捉え方がある。
風 というものに対しても、
風は自由気ままである っと捉える人もいれば、
わたしのように、
風はそれ自体吹き方も、吹く方向も決めているわけではないし、
あるいはどのように、何処へ吹いているのかさえ、
わかっていないのかもしれないし、
たとえそれを意識していたとしても、それに対してどうすることもできないのだろう、
っと捉える人もいる。
事物(風)そのものは現象に過ぎない。
それを、その人がどのように捉えているかという
その捉えた内容は、
単に、その人が捉えた、相対化した形状・様相・概念だけでなく、
捉えた、相対化したその人自身をもその裡に描き伝えているのだろう、
っとわたしは思う。
事象の捉え方にわたしは、その人の世界(世界観)を垣間見る想いがするのだ・・・
風捉はむと言の葉にのせ捉へしが
捉へしわれも裡に囚はれ
by Maryam051144
| 2015-05-28 05:56
| 言葉