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イランのTEHRANより日々思いついた言葉を発信しています。


海なく、河も、川もなき街には未だひと雨も降らぬ。靄に包まれ、蒼くあるべき空は透らず。
多少なりとも黄味がかりし街路樹は、ながらく掃除する者なき空き家が如く埃被り、季の移りて色変はれど、鮮やかなる形容など能はず。木の葉揺らす風もまた駆け抜け行くも、清々しき心地良さをも感じられぬ。


喜怒哀楽などの情感失ふと、人もかように趣きも風流も失ふものかなと思ひつ眺め居る。

今の吾にこの景色似て相応しきものにあらんや?

思はず、覚えずに居るは、思ひたくなき、また覚えたくなきことあるゆゑなれど、そのことに気付けば日々やり過ぐことさへ難くならん。


雨降らば色また戻るか?



雨降らば街、冬の色を粧はむ。色の乏しき冬の色を。

冬の間は枯れ落ち、色全き失ふならば、木々が如く春、吾を呼び起こし来るまで眠りたし。
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# by Maryam051144 | 2016-10-25 00:17



日が短くなり、寒くなった。
秋が訪れ、冬の影を遠からず見ているのに、
あいかわらず此処は雨が降らず乾燥している。
街で耳にする人々の笑い声がカラカラときこえる程に、
私もすっかりこの地の気候に染まったようだ。

喜怒哀楽の境が明瞭なのに、
しっとりとした情緒というものをほとんど感じない人々の間で、
これまでどれだけ自分の意向を取り違えられてきただろうか?

しかしこの頃はそんな日々のやり取りのすれ違いさえ気にならなくなるほどに、
おおらかになったのか、大雑把になったのか・・・




”幾月も雨来ぬ街は耳に入る笑ふ声さへ潤ひを失す”


いくつきもあめこぬまちはみゝにいるわらふこゑさへうるほひをうす



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# by Maryam051144 | 2016-10-17 23:41 | 言葉


” 秋の陽は影が如くに追ひ昇る月去り際に目を細め愛づ ”



あきのひはかげがごとくにおひのぼるつきさりぎはにめをほそめめづ



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(陽の)後を追うかの如く東方の空に昇りつつゝある月を、去り際に目を細め愛でるような眼差しで見つめる西方の秋の陽よ






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# by Maryam051144 | 2016-10-10 23:24 | 言葉


” 救へぬも傷つけるのなき木偶となり木偶の役(やく)もて生命(いのち)果たさむ ”



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何かを救うことも無ければ

何かを傷つけることのない

木偶という存在に私はなりたい

そんな木偶の役をもって生命を全うしたい


***



人として心身を以て存在しているからには、

日夜ものを食い殺生し、人を、何かを傷つけないでは生きられないのであるけれど…。










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# by Maryam051144 | 2016-10-07 18:51 | 言葉




”秋の夜の言葉九重木霊せり”


”言の波は満潮の刻に至り入り心の巌覆ひ濡らしむ”





昨夜は言葉に、それらが伝える想いの波に夢中になって潜んでは浮かんでいた。誰とも知らない人の言葉なのに深く胸に沁み入る波。普段心を動かさないようにしていると、心が動いた時、その揺れは九重の木霊となって響きやまない。
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# by Maryam051144 | 2016-09-28 02:40 | 言葉