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イランのTEHRANより日々思いついた言葉を発信しています。

カテゴリ:素描( 22 )





嵐が過ぎた夜の道は、自然と人の営みの様々な匂いを、臭いを漂わせていた。後ろから走ってくる車を気にしながら一方通行の小路を歩けば、フロントライトに晒された瞳は闇を一層深くさせる。路肩に停めた車中で何か探し物をしている男性の横を、少し距離をとりながら通り過ぎると、メンズコロンが風向きに乗って私を追いかけてきた。私の脳に悪くない印象を残したその香に、出かける前に私がつけたコロンは、はたしてどのような”におい”を放っているのだろうかと、そんなことが思われた。



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天変地異でも起こりそうな昨日の空



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秋の嵐の前の空。息子のお迎え時間の待ち時間に車中より撮影。強風で車体が揺れていた。
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by Maryam051144 | 2016-11-03 15:08 | 素描
ひとひの疲れが喧騒とともに身に、心に流れ込む黄昏の刻、秋時雨で禊していた空は油絵のような明暗と、柔らかく優しい色彩でその身を晒していた。



カーテン越しに垣間見た空に、惹き寄せられた私は、開け放った窓からのび続く世界に眺めいる。

そこではいつだって空を穢すだけだと思い込んでた、人が、私が生きる街が、最も強い陰影となって、その美を引き締め、引き立てていた。



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by Maryam051144 | 2016-10-26 13:01 | 素描




涼やかな柔らかき月あかり灯されりは身と心やすまる夏の宵の訪れを知らす





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by Maryam051144 | 2016-08-12 03:17 | 素描




真夏日が続いておかしくないこの時期に、夏の衰退を感じさせるような涼しさがある。

このまま夏は去っていくのかと、お天道様とお空に伺ってみるも、答えの返ってくるでもなく。

それでも用事すませて帰宅すれば上から下まで汗にまみれる。





秋が訪れる前に海がみたいと思う。


望まず、願わず、思い浮かべ脳裏に描くに留む。






うつつもまた夢となりゆく時の魔法よ。



時が前に進まず行くを迷えば、この世もまた混沌を極む。




夏は去り、秋来る、秋来たるは冬の兆し。







うつつで海に逢うことかなわざれば、思い描き、夢みて逢うまで。



やがてわたしが夢となるまで。


いつか、


されど確かに、



わたしが夢となるその日まで。








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by Maryam051144 | 2016-08-04 16:54 | 素描



陽射しは強くも皐月の風は爽やか。燦々と光注がれる木の葉らは黄金弾いて風と戯れ囁き揺れ踊る。

色とりどりの薔薇が誇らしげに咲き乱る季節の到来。

数年前、夜露になまめかしく匂い咲きし白薔薇の、傾きつつも強く放たる陽光を寄せ付けもせず、白玉が如くに光輝き咲く様に、わが両脚は吸い寄せられて歩を蛇行さす。





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by Maryam051144 | 2016-05-03 11:21 | 素描





よく晴れた空に白い雲が風に流され、刻刻とその形を変えていた。


何時ものように画像におさめ眺めていたら、海の色をした空が見たくなった。


そして空の色を紺碧にして心慰めた。



蒼い空、碧い海に… 



あゝ 逢いたい。






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by Maryam051144 | 2016-03-13 00:49 | 素描





大空を渡って冬の北国から吹いてくる


乾いた冷たい風が



私の裡を駆け抜けてゆく










これまで既成の枠に


囚われ続けていた心に



抜け道を示すかのように









発酵もしない腐敗もしない


思考の温度を



調整するかのように











************






そろそろ母の命日


っと思ったら


亡き両親の夢を見た。


彼岸でも私を心配しているのがわかった。



学生の私を私のアパートまで送ってくれたが、

私はどうしても今夜は

二人の傍で過ごしたいと頼んだら


いいよ


っと言ってくれたのだった。








そして両親とともに、

彼らのところへ向かう夢だった。









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by Maryam051144 | 2016-02-05 10:17 | 素描





東雲(しのゝめ)は赤み帯ぶ紫に

またゝくまに染まりて


近き山々は雪纏ひし御身に

昇る陽射し斜めより浴び

北方におわす


身引き締まる寒さゝへも

程よく心張るが如し

清々しき穏やかなるけふといふ日






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by Maryam051144 | 2016-01-12 20:17 | 素描




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目移りするほどに多種多様な品、
こういうところで売っている品は、
イランのごく一般的な庶民に相応しい安価なもので、
冬物にしても靴にしても決して高品質ではないのは充分承知してはいるけど....

でも楽しい♡

私は伸縮素材のジーンズを一つ持ってて気に入ってる。
ウエストにボタンやらジッパーがついているものの、よく伸びまた締め、
私はボタンも外さないで素早く楽チン着脱衣可能で重宝してるのだけど....

でも、もっと欲しい物が見つかるかもしれないとそこは素通りした。


その次に目に止まったのは
刺繍のようなパッチワークのような、
エスニック風のクッションカバー。
客間のテーブルクロスにこれいいってば!
ということで購入。

裁縫道具売り場では、白黒のミシン用の糸とハサミを購入。

息子がハサミを使うと、元の場所に戻した試しがない。
私が使おうと思うと、まずハサミを探さないといけないから。


ちょっとした小物アクセサリーのお店では、プラスチック製の髪をまとめる大きめなクリップスと、髪を隠すスカーフを留める小さなクリップス。
これらはなくしたり、壊れたり、紛失したりの消耗品。


画像にあるようなスチール?製のお盆2つ。

息子が寝そべってテレビの前でチップスやらお菓子やら何か食べる時に、こぼさないようにこれを使えと指令する....

(←赤裸々?な生活風景でスミマセン)


最後に購入したのは、陽が落ちて急に寒くなって、

まさかこんなところに寄って長居するとは思わずに薄着してきて、

私の横でガタガタ震えてる息子
(彼には私のように皮下脂肪がないので)のために現地調達したジャンバー。


っということでお買い物は終了、
帰途についたのでございました。




おしまい




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by Maryam051144 | 2016-01-08 03:30 | 素描




2015年暮れ 其の弐



そこは広めの市立体育館ほどの敷地で、
屋根も壁もない吹きさらしだった・・・


敷地に入ってすぐの所には、おそらく中国からはいってきたであろう?と思われる綿飴の機械があった。

値段はひとつ三十円程。

かなり長めの割り箸もどきを使って、
こちらの売り子の男性、日本でお馴染みの綿飴のお姿のようには、
見栄えよく巻きつけることはできないので、
注文をうけるたびに機械を動かして作っていた。

出来上がった作品は綿飴というよりも、蚕の繭の蓑虫スタイルのようであった。(しかし味は全く同じ)


そして綿飴片手に足進む先には、
所狭しとありとあらゆるものが....
生活雑貨、衣料、食べものまで売る店が並んでいる。

檸檬汁の絞り器、包丁など台所用品、プラスチック、割れ物などの食器、
置物などのインテリア用品、裁縫道具、敷物、テーブルクロス、冬物衣料、靴下、下着、

運動靴、ブーツ、イヤリング、髪飾り、おもちゃ、香辛料、ハーブ、ナッツ類、

なんと生鮮食品の魚までそこには並べられて売っていたのだった!




私が最後に年の暮れを日本で味わったのは2008年の大晦日、その前は2000年....




大晦日といえども此処はイランのテヘラン、クリスマスや年末気分など味わえるはずはない....


っとずーっと思っていたのに

今日、2015年の大晦日にまさかのまさか、懐かしい日本の暮れのような光景を目にするとは全く思いもしなかった私は、

目の前に差し出されたその光景を、1週間遅れのサンタクロースからのプレゼントのような気分で眺めていたのだった。









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by Maryam051144 | 2016-01-03 19:46 | 素描