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イランのTEHRANより日々思いついた言葉を発信しています。

カテゴリ:追憶( 6 )






こちらの御記事を拝見いたしまして・・・


祖父のロレックス




はて?そういえば、私も祖母が亡くなったときに、

旧い時計を形見に譲り受けたんだったなあ・・・

っと思い出したのでした。





みつけましたよ(^_^)


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こちらが祖母の形見の時計です。

ゼンマイを巻くと現役です(^_^)


祖母は母が3歳のときに祖父を太平洋戦争で亡くし、
以後二人の娘(母と伯母)を女手一つで育てました。


以前にも祖母の、戦争、終戦、祖父を詠んだ句をご紹介いたしましたが、

今回は、祖母が応募して受賞、入選した句をご紹介いたします。





昭和59年



侘助や行きつ眺めつ冠木門



昭和60年



刑事老ひ一と日の賜暇を花見時





昭和62年



春雷や一刻筆をためらひぬ



白靴をはきて過去なぞ振り向かず



駄菓子やの軒の干し柿港町



旅役者素手で大根下げて来し



山百合や日照雨斜めに比翼塚






平成2年



汐風に髪濡れてきし星月夜




平成4年



定年の無冠の甚平身につきぬ








わたしの性格は、母に似ており、母よりも、

母の母であるこの祖母によく似ている

っと祖母自身にも言われていました~


最後までご覧くださりありがとうございました<(_ _)> 




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by maryam051144 | 2015-03-04 13:09 | 追憶



遠い遠いむかしのこと、

30年も昔のお話。



背を向けられたわけでも、

冷たい態度をとられたわけでもないけれど、

凶器がわたしの胸を突き抜けたことがありました。



別の誰かと手をつないでいるところを、

偶然目にしたわたしに、

彼は、にっこり笑って手を振ってバイバイしました。


彼はわたしの彼ではなかったし、

雨なんかふっちゃいなかったし、

凍えるような寒い冬でもなかったし、

しかもわたしに向けられたのは、

飛びっきりの 彼の笑顔 であったけれど、


笑顔が凶器にもなることを、

わたしは知りました。



彼の笑顔は、

わたしの胸に大きな空洞をこさえ、

そのあと大きな大きな石を、

飲み込んだかのように、

わたしは苦しくて苦しくて、

声も、涙さえも・・・でなかったのです。









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by Maryam051144 | 2014-12-17 03:19 | 追憶






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街路樹の葉がめったに赤くならないこの街でも、

黄色に色づいた葉が、枯れて茶色に変わりつつあります。

今年は降り続く秋雨がなかったせいか、

この街の冬の訪れが遅いように、感じられます。


私が育った町ではきっと、カラスウリと柿が、淋しげな去りゆく秋に

最後の最後まで彩(いろどり)を添えようとしているかもしれません。


お元気でいらっしゃいましたか。

あなたからのお手紙、拝見いたしました。


それでわかったのですが・・・

このお手紙の前にも、

もう一通あなたからいただいていたのですね。


こんなに長い期間、まったく気がつかずにいた私を

どうぞ、どうぞお許しくださいませ。



あなたのお手紙は、希望という明日の輝きに溢れていました。


過去も、未来も考える余裕もなく、

一瞬、一瞬に対応するのも

泣いたり、笑ったり、怒ったり、オロオロして過ごしている、

頼りない私を、力づけようとしてくださったのですね。



そしてもう一通のお手紙は、

他の人にはなんともない、大したこともない道程を、

不器用に、不注意に、よろよろ危なっかしく、歩いている私を、

後ろから背中を押し、前から腕を差し伸べ、

なんとか私を前進させようという、温かい思いでいっぱいでした。






我侭で、ぶっきらぼうで、無頓着なわたし。

土砂降りの暴風雨であっても、雨など気のせいなんだから、と

傘も持たずに出かけていくようなわたしを、

あなたは百もご承知で、遠くから優しくみまもってくださったのですね。





わたしは時々、どうしょうもなく ふるさと が恋しくなります。

ふるさと に抱かれたくて、抱かれたくて、

身もこゝろも ふるさとに向かって熱い血潮が波打つのです。

そしてあとから、あとから頬を伝う涙を、どうすることもできないのです。




今年ももう、残りひと月半となりました。



気がつくと、ひとつの季節が過ぎ去っていて、

新しい次の季節の足音が、すぐ近くまで来ています。



この一年、自分は一体何をして、どのように過ごしていたのか?


っと思わないこともないのですが、

敢えてそうしないことにします。



あなたに感謝いたしております。


あなたの言葉はわたしに、明日と希望を感じさせてくれました。



これから益々寒くなります。


どうぞどうぞ、お身体ご自愛くださいませ。







2014年11月17日






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by Maryam051144 | 2014-11-18 02:22 | 追憶



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親愛なるあなたへ




過去は過去です。

未来も未来です。

そして現在も現在ですが、

過去・現在・未来はあっても、

我々は、今という一瞬の中にしか存在を認識できません。


本当は、

過去も未来もなくても、

人は生きていられるはずであり、


一瞬、一瞬だけをみて生きることが、

もっとも高次元と強く結びついた生き方である、

っとわたしは思うのです。


今までの過去はゼロにしてもいいのです。

嫌な過去などは、記憶喪失かのように亡くしてしまってよいのです。



それでも一瞬、一瞬のなかに

実は、、、、

悠久の時の中で得たもの、失ったものを、

わたしは(あなたも・彼も) 体現しているのですから。







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by Maryam051144 | 2014-11-17 02:31 | 追憶




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Wasabiさんより画像拝借




テヘランでもところどころで、桜だけでなく、

梅や杏の木が花をつけているのをみましたが、

実がなってみないと、何の花なんだか?


さっぱり私にはわかりません。


果樹園に桜の木があります、林檎、アセロラ、杏、梨、桃、

それぞれに、それぞれの美しさを兼ね備えた花が咲きます。


果樹園がある方面はここより寒く、

まだ開花には時間があります。

そこは日本でいうと青森と同じぐらいの気候なのです。




入学と桜 子供達の笑顔と桜・・・



子供でなくとも、
ピカピカのスーツを着た大学生、新入社員

日本人はみな、桜の応援で 入学・入社をするんですね~。




私自身は大学の入学式に大雪に見舞われ、
最寄りの駅まで長靴を履いていった憶えがありますが、

私が大学3年になったときに、
入学した大学生の入学式は、
(私の大学の入学式ではなく某大学の入学式でしたが、
私はサークルの勧誘をしにそこへ行っていたのです)


それはそれはよく晴れた、美しい日でした。



真新しい背広やスーツを着た、大勢の新大学生が
この日の日差しと同調し、晴れやかな、輝かしい笑顔で
大学の門をくぐってくるのを、私は遠くから眺めていた記憶があります。



私は春の温かい日差しと、春の香りを感じるときに

まっさきにこの日の光景が浮かび上がってきます。




ふるさとに咲く桜だけではなく、

輝かしい笑顔で入学・入社する日本人の姿も、


私にとっては ”桜” なのです。









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by Maryam051144 | 2014-04-09 13:46 | 追憶

写真: DSC01137

Oakさんより画像拝借<(_ _)> 


日本の桜には、なんとも言えない想いがあります。
イランの桜には感じません。
日本に咲く桜に感じる特別の想いです。


桜の花をみると、
その年に生まれてくる子供たちの顔や姿と重なります。
亡くなっていく命と、育まれる命と、
散っても再び、春になると毎年花を咲かせる桜と重なるのです。




刹那ですね、人の命は。
刹那だと知って、なお力の限り生きる命は
きっと桜のように美しいのだと思います。



祖国の地で、震災で亡くなられた沢山の人々の魂が
平安でありますように と、


毎年桜の季節が近づくたびに願わずにはいられないでしょう。





(2012年3月記事再掲)







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by Maryam051144 | 2014-03-12 06:52 | 追憶