忘らるゝとも刻まれし
忘らゝば忘るが良き
忘らるゝとも既に魂(たま)に刻まれしゆゑ
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辛かったこと、悲しかったことなど
思い出したくないことは
忘れられるのならば
思い切って忘れてしまうのが良い
知らないうちにすっかり忘れていた
っと思っても
思い出すべき時には思い出すものだから……
自然に忘れたからと言って
完全に消去してしまったのではなく
魂に刻まれてしまっているのだから
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わすらる: 自然と忘れる、 忘れることができる、忘れられる
忘る:忘れようとして忘れる、思い切る
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過ぎ去った事柄に、特に自分を苦しめるような事柄には心煩わされることはないし、出来れば忘れるのが良い、とわたしは思っている。
忘れたからってハードディスクからデータが消えたわけではなく、アプリケーションを閉じて、RAMの部分のスペースをただ解放させるような感じなのだから。
良きにせよ悪きにせよ、必要な場面になったら、ハードディスクから記憶が引っ張り出されることになるのだから。
そしてわたしは、悲しみは悲しみのままで、苦しみは苦しみのままで記憶しておくのが良い、そう言葉にも残しておくのが良い、とも思っている。
無駄な思いや残念な経験をしたら、
ありゃ無駄だった!
ありゃ失敗だったわ!
と記憶しておく。
記憶を加工して美化したり、あの苦難やら苦痛は無駄じゃなかったのだ!
なんて無理して自分をごまかしたりもしない。
そんなことするぐらいなら、忘れる事の方がずっとシンプルで良い。
by Maryam051144
| 2015-09-19 15:18
| 言葉