桃源郷
桃源郷
水面(みなも)に映(は)ゆる夏空に
野分吹き荒れ
雪舞ひあがり
其れをあやしとおもふことなく
春のわれの眺めやる
水面に映っている夏の空に
野分が吹き荒れ
雪舞いあがり
それを不思議と思うこともなく
春のわたしがその景色を眺めやる
春の海の穏やかに輝く水面に
春夏秋冬(の美しさ、醜さ、優しさ、厳しさ)を映すように
草木を芽吹かせる春の慈しみの温かさをもって
酷暑も極寒を
この一瞬一瞬を
眺め過ごす
それがわたしの理想郷・・・
by Maryam051144
| 2015-07-25 09:00
| 詩