”逆境に 身持ち崩さぬ 福寿草”
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実姉が送ってくれた雪景色
日本は二週続け、週末雪に見舞われたようですね。
イランは、曇りがちの日々ではありますが、
昨日は、一週間ぶりにお湿りがあり、大気が少し浄化されたようです。
気温は大分緩み、時折春を思わせるような日差しもみます。
イランはこれから日本でいう 師走の月を迎え
慌ただしくも、次第に街が活気に満ち溢れるようになります。
各家庭では、数週間からひと月かけ大掃除がなされ、
ペルシャ絨毯は、雪かきに使うような道具で、
ジャバジャバと粉石けんで水洗いされた後、
屋上の壁から、逆さに干される光景を目にするようになります。
”逆境に 身持ち崩さぬ 福寿草”
雪に埋もれて、寒さを頑なに拒んでいるような様子を
かたく閉じた福寿草の蕾に感じました。
福寿草には毒があるんですね。
福寿草の素敵な句を頂戴したので、
この花について、ちょっぴりネット検索して調べてみて知りました。
女性、特に若い女性は、多少毒気があったほうがよろし?
などと、イランという厳格なイスラムの国に住まうおばさんは想うのでした。
容易に不特定多数に、己の美しさをご披露してしまうより、
しかめっ面して、
”おっかねー、姉ちゃんだなー”
っと敬遠されるぐらいのほうが、良いのかもしれません。
社会には、ちょっとした隙を突いて、
見えないところに、思いもよらぬような
大きくて、深い落とし穴があったりしますし、
また、
花 というのは己の美しさには、
ちっとも気づいていなかったりしますから・・・